顎関節は、骨や筋肉などいくつもの組織からできています。
そのうちのどの組織に異常が起きたかによって症状や治療の仕方が異なるんです。
タイプ③ 骨と骨の間にある組織のずれ クッションのずれタイプ
クッションの役割をもつ組織の位置がずれると、口を開けるときに音が鳴ったり、口が開かなくなったりします。
症状:ポキポキパターン 口を開けるときにカクッとかポキッと音がする 痛みがある場合とない場合がある
引っかかりパターン 口を開けようとしても引っかかったように開かない 大きく口を開けようとすると痛みがある
【どこになにがおきている?】
●関節円板が口を開ける途中で引っかかったり、動かなくなっています。
【おもにどんな治療をするの?】
●ご自分でのケア
開口ストレッチ 生活習慣の見直し
●歯科での治療
飲み薬の服用 マウスピースの着用 注射治療
痛みの原因は関節円板への無理な力です。痛みをやわらげるには、飲み薬や注射治療が用いられます。
患者さんによる開口ストレッチとあわせて、口を開くようにしていきます。
『ポキポキパターン』の場合は、痛みがなく音が気になるだけなら治療の必要はなく
経過観察とさせていただくことが多いです。
『引っかかりパターン』の場合は顎関節の内部の変化にともない、次にお話しする骨の変形タイプに
移行することがありますので、定期的な検査が大切となります。
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