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『乳歯はじきに抜けるからむし歯の治療は必要ない？』

乳歯のむし歯、「抜けかわるから大丈夫」と思わないでくださいね。

大きさとできた時期によっては、乳歯の下で育つ永久歯の形成不全を起こしてしまうことがあるんです。

乳歯のむし歯がある口腔環境に新たに永久歯が生えてきたら、永久歯もむし歯になりやすいです。

大切な永久歯のためにも治療を受け、予防法を教わってむし歯をとめましょう。

むし歯でよく噛めなかったり、発音しにくいと、食べる、話すといった重要な機能が育つ時期だけに、その妨げになってしまう恐れも。

もしも早くに乳歯を失ってしまうと、永久歯の歯並びにも影響します。乳歯は永久歯を正常な位置に生えるように導く先導役だからです。

乳歯の神経を取るというと、「下の永久歯までつついてしまうのでは」とご心配かもしれません。

でもだいじょうぶ。乳歯だけ治療できますので安心してください。

とはいえむし歯は、削って治すようになる前に止めたいもの。むし歯のある、なしにかかわらず

早いうちからかかりつけを見つけて、丈夫な歯にしちゃいましょう。

『nico １月号より』