最近「ムセることが増えたな」「ごはんが食べにくいな」というかたいらっしゃいませんか? え、そんなことはない?
では、「せき払いが増えた」「食べ物がのどにつかえる感じがすろようになった」ということはありませんか?
また、歯科の受診で、歯科医師や歯科衛生士さんと話す時に何度もせき払いをしたり
診療中にお口に水をためれずにムセてしまったなんてことはないでしょうか。
いま、「そういえば、、、」となったかた、ご用心。これらはお口の機能が老化している兆候なのです。
噛む、飲み込む、話すといったお口の機能は、からだの筋肉と同じように、加齢とともに衰えていきます。
たとえば、のどにある喉頭蓋(こうとうがい)の弁の動きが悪るくなると、ムセやせき払いをしやすくなりますし
舌の力が弱ったり唾液の分泌が減ると、食べ物がのどにつかえやすくなります。
こうした変化は「口腔機能低下症」と呼ばれ、全身の健康を損なう最初の段階になると考えられています。
お口の老化は早めに気づけばそのぶん予防もしやすいですのですが、そもそも自分のお口の機能が
衰えはじめていることに気づいていないかたがとても多いのです。
『nico 6月号より』