歯ぎしりは遺伝します。
睡眠中の歯ぎしりは、子どもで14〜20%、50歳以上で3〜5%程度のかたに見られ
年齢とともに減るものの遺伝する可能性が昔から指摘されています。
ある研究チームでは、神経伝達物質のセロトニン(不安やうつ、神経疾患などとの関わりで注目されている)に
着目し、セロトニンに関与する遺伝子変異と歯ぎしりの関係を調べています。
その結果 HRT2A というセロトニン受容体遺伝子に変異がある人は、歯ぎしりのリスクが4倍以上にもなることがわかりました。
将来的にはこうした遺伝子検査によって歯ぎしりのリスク判定ができるようになると考えられています。
nico 1月号より