「野菜で歯みがき?」
ビスケット、チョコレートといったお菓子はおいしいけれど、「停滞性食品」と呼ばれ、歯の表面や間に粘着しやすいだけでなく、砂糖を多く含んでいたりします。
停滞性食品とは逆に、歯をキレイにしてくれる食べ物を、「清掃性食品」いいます。これには「直接清掃性食品」と「間接清掃性食品」があります。
直接清掃性食品は、ゴボウやセロリ、キャベツなど食物繊維を豊富に含み噛み応えのある野菜などを指します。噛むことにより歯や歯茎の表面の汚れが落ち、キレイになります。ただし直接清掃性食品の威力を発揮するには、上下の歯と歯がしっかり噛み合わないとなりません。
どちらか一方がないと、あるほうの歯に歯垢がたまって、虫歯になりやすくなります。
一方、間接清掃性食品は、梅干しやレモンなどに代表される酸っぱい食べ物です。これらを口に含むと唾液が出てきて、食べかすや歯垢がお口の中にとどまるのを防いでくれます。唾液には抗菌作用もあるため、むし歯菌や歯周病菌などの病原菌が増えるのを防いでくれます。
Nico7月号より