子育て中の親御さんからよく耳にする、子どもの「食べる」ことについてのお困りごと。
それは食べる機能が十分に育っていないことが原因です。
『お子さんの「食べる」に関するよくあるお困りごと』
●食べるときにクチャクチャ音がする ●食べるのが遅い ●あまり噛まずに丸飲みしている
いま大人である私たちからすると、食べることは、成長するにつれ自然にできるようになってきたイメージがあります。
ですが、食べること=「食べる機能」は、じつは何にもしないで自然に育っていくものではありません。段階を踏んで育っていくものなのです。
ヒトの食べる機能は、基本的に食べることで発達していきます。赤ちゃんの頃は液体しか摂取できないお口が、
離乳を経てポタージュ状のものを口にできるようになり、もう少しかためのバナナや豆腐も舌や歯ぐきですりつぶせるようになり、
やがては歯が生えてハンバーグやお肉を食べられるようになり‥‥そういうふうにステップを踏んで成長していきます。
ですが、その食べることがうまくいかないお子さんが近年増えていて、不安に思われている親御さんも増えているのです。
nico4月号より