たかが歯磨き、されど歯磨き。
知覚過敏の治療においても、歯磨きは大切なんです。
知覚過敏の治療において、食生活の改善と並んで第一選択肢となるのが、「歯磨き」。
中でも重要なのが「歯磨き剤の成分」です。刺激の通り道をふさいだり、刺激に対する神経の反応を抑える成分があります。
1つ目は、「フッ素」。1450ppmの高濃度フッ素がオススメです。
2つ目は、「硝酸カリウム」。これは神経の反応=知覚を鈍麻する薬剤として、知覚過敏治療の塗布剤としても使われている成分です。
これら2つが入った歯磨き剤を使い続けてもらい、症状が改善していくかを診ていくことになります。
磨き方としては、できるだけ長い時間、歯磨き剤がお口の中にある状態を作ることが大切です。
最低3分は歯磨きをし、すすぎは1回にとどめましょう。
かたい歯ブラシを使った過剰な力でのゴシゴシ磨きは歯を傷めて知覚過敏を悪化させかねません。歯科医院で歯ブラシの指導も受けて見ましょう。
nico10月号より